前回のパン屋さんの記事ついでに。
お家の近くにあったケーキ屋さん(S店)の話
そのS店の
「キリのチーズケーキ」
(kiriというチーズを使ったとてもおいしいケーキ)
が大好きでよく買いに行っていた
チーズケーキが食べたい
という事もあるが
私の大好きな店員さんがいた
Kさん(仮)男性
とても丁寧な優しい話し方をする男性の店員さんだった
でも少し違和感を感じたのを覚えてる
そして
「この人を私は絶対好きになる」
と感じた
「キリのチーズケーキ」は
Kさんにお勧めされたので
キリのチーズ食べたことないからちょっと苦手かも・・・
(私は食のチャレンジをあまりしないので不安)
と、思ったが
好きになりそうなKさんからのお勧めだったので
買って食べてみた
「めっちゃうみゃい!!!!!!」
店員さんがすすめるのだから
そりゃ美味いよね!
それから、よく買いに行くようになった
通ううちに、やっぱり大好きになった
観察していくうちにわかった
通い始めた時は、普通の対応だったけど
少しオネェなのだ
(表現を不快に感じさせてしまったらごめんなさい)
私は「ドラァグクイーン」の方達が好きだ
別にバカにしてるわけではない
上手く表現できないが
身体全体で自分の事を表現している強さ
努力家なのも尊敬する
男性がハイヒールを履いて歩くのはとても大変らしい
骨盤の狭さとか関係してるらしい?
慣れたら履けるけど想像しただけで大変だ
私は絶対歩けない。履いてまっすぐ立てるかも謎
ハイヒールを履いて踊る
あとメイクもすごく上手
毎日ドラァグクイーンの方達の動画を見ている
Kさんはドラァグクイーンじゃないが
少しオネェ風だった
最初は丁寧な優しい話し方だった
慣れてくるとオネェ風(優しい)が強くなってきた
顔見知りになったので
「これ、たべてみてぇ~」
と試食をもらったりした
数年後、お家の近くのS店が閉店してしまった
「あぁ・・・もうキリのチーズケーキも食べられない」
「それ以上にKさんに会えなくなる・・」
と残念に思った
S店は地元のショッピングセンター等色んなとこにあるので
どこかの店舗に行ったのだろう
でも店舗が多いから探せないなと思った
お家の近くのS店が閉店して数年後
たまに行くイオンのパン屋さんでパンを選んでいた
向かいにはS店がオープンしていた
「ここにS店できたのかぁ~」
パンを選びながら見ていたら
後ろ姿の店員さんが目に入った
あの後ろ姿
「Kさんだっ!!!!!」
すぐ気づいた
急いでパンを買ってS店に行った
Kさんに話しかけた
「数年前〇〇店にいらっしゃいましたよね?!」
と。
いきなりそう声を掛けられてびっくりしていた
キリのチーズケーキをよく買いに行ってた事
Kさんとのおしゃべり楽しかったこと
閉店してどこのお店にいるのか気になってた事
色々勝手に話してしまった
「オープンでここにいるけど、色んな店舗まわってるのよぉ~」
と教えてくれた
その後はやっぱりその店舗でみかけなくなった
それからかなり経った今年
買い物に行ったショッピングセンターで
そこに入ってるS店に
父の誕生日ケーキ買いながら
ついでに私の誕生日ケーキを予約しよう
ということになり
S店に寄った
いた
Kさん
いたわ!
もう私声が出ない
姉が注文してくれてレジでお金払ってる間
ずっとKさん見てた
声かけたい!!
「あの・・・かなり前ですが、S店〇〇店にいらっしゃいましたよね?」
かなり年月が経ってたので緊張した
前回と同じ質問してしまった
緊張して言葉が出てこなかった
そしたら
「あらぁぁぁ!!何年前ぇぇ~!!かなり前よぉぉ~なつかしぃわぁ~」
「わたし、どこにでもいるでしょぉぉ~!!」
と
オネェ全開になっていた
私、感動して、泣いた
会えた喜びもあるが
Kさんがオネェ全開でいることに感動した
「あらぁぁ!泣かないでぇ~!」
とお菓子もくれた
昔と変わってない
IKKO風に話してて、泣きながら笑った
父の誕生日ケーキのプレートも書いてくれて
昔と変わらず達筆で素敵な字だった
72歳と伝えると
「あらぁぁ!すごいっ!!私も頑張らなくちゃっ!」
ってプレートにかわいい絵まで描いてくれた
漢字で綺麗に描いてくれた(見せられないけど、すごい)
Kさんがかわいい
そのプレートはありがたく私が頂いた
(父の誕生日ケーキなのに)
私の誕生日ケーキを取りに行く時にまた会える!
と思ってドキドキしていた
誕生日当日行ったら
Kさんいなかった
私のプレートもKさんに書いてほしかった
食べずに飾りたい
またどこかの店舗にいるのだろう
Kさん、レアキャラすぎる
Kさんのちょっとしたストーカーである
またいつか会いたいな